2アマ 23年4月期 無線工学 A−4

 今日はA−4を解きます。ここでは、解き方しか書きません。

問題については、kemaさんのホームページにある
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku.pdf

回答については、
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku-kaitou.pdf

を見てください。

【解き方】

●●フィルタというのは、T型の場合、以下のような形をしている。
(このほかに、π型というのがある)

T型の場合、Z1とZ2には、同じものが入る。
そして、T型もπ型も、上に入るもの(つまり、T型なら、Z1、Z2)を見れば、
どんなフィルタか判る。

コイルが入るものは    低域フィルタ
コンデンサが入るものは  高域フィルタ
コイルとコンデンサが直列 帯域フィルタ
コイルとコンデンサが並列 帯域消去フィルタ

だから答えは・・・

【答え】

【覚え方】

 まず、原理だけど、コンデンサとコイルのリアクタンス(交流における抵抗)は、
 こんな感じになっている

 コンデンサは、低い周波数だと、抵抗値が大きく、
 コイルは、高い周波数だと、抵抗値が大きい

 抵抗値が大きいと、通さない。だから

 コンデンサは、低い周波数は通さず、高い周波数は通過する
 コイルは、  低い周波数は通過し、高い周波数は通さない

 二つを直列に並べると、高い周波数も、低い周波数も通さない
   =その周波数帯域しか、通過できない

 これとは逆に、同調させるように並列にすると、その逆で、
   =周波数帯域を、通さない。それ以外は通過する

 となる。


 さて、ここで覚え方。覚え方だから、語呂合わせ。工学的には意味はないってか、
 まちがっている。

 上の図、XCが、カーブになって、XLは、直線というのを暗記するのに、
 (Lはコイル、Cは、コンデンサをあらわすということは覚えていたとして)

 XLのLは、ラインのL、XCのCは、カーブのC

 って覚えてる。そうすると、その図は思い出す。



 思い出すけど、今度は、
 低域フィルタは、低域が聞こえないんだっけ?聞こえるんだっけ?
 と悩みだすと思う

 そのときは、消去でなければ、通過すると思おう。
  つまり、
   高域フィルタは、高域を通過させるフィルタ
   低域フィルタは、低域を通過させるフィルタ
   帯域フィルタは、帯域を通過させるフィルタ

 帯域消去は、消去と言っているので、帯域を消去するフィルタ

 ってかんじ。