【3陸特】令和4年度2月期15問目(無線工学) アンテナはダイポールの1/2波長が基本

問題は、同軸ケーブルの給電点(同軸ケーブルが来ているところの先端)の上にある程度の長さの線がついていて、
その線と同じ長さ分、同軸ケーブルを覆っているものがあるアンテナの
  (1)名称と
  (2)「ある程度の長さ」の長さはどれくらい?
ということ。

 

 

●アンテナの基本はダイポールアンテナ
全長が1/2波長。真ん中が給電点で、
両端に1/4波長づつ線がつながっている

ja.wikipedia.org

 

 

ダイポールアンテナは1/2波長で長いという観点から、
  ホイップアンテナ、スリーブアンテナが出てくる

 ダイポールアンテナが水平に張るのに対して、

・ホイップアンテナは、これを90度回転させ、垂直に張って
  上の1/4波長分の線を外に出して
  下の1/4波長分を大地につける(アースするという)ことにより
    省略したもの
結局1/4波長分だけの線になるので、コンパクトになる

 

・スリーブアンテナのsleeveは袖(洋服のノースリーブのスリーブ)

ja.wikipedia.org

スリーブアンテナもダイポールを90度回転させ、垂直に張って
  上の1/4波長分の線を外に出して
  下の1/4波長分を同軸ケーブルを覆うようにしている
→設問の答えは、スリーブアンテナ 1/4波長


・さらに、地面に埋めるほうをいくつかの線(ラジアル)にすると
  グランドプレーンアンテナになる

 

 

ダイポールアンテナより耳をよくするという観点から
 八木アンテナが出てくる

  タイポールアンテナの前、後ろに何本か線を並べる
  (その線もおよそ1/2波長、前と後ろで若干長さが異なる

 


【覚え方】ホイップアンテナが1/2波長か、1/4波長かで悩む場合、
以下のようにイメージしておくと間違いにくいと思う

アマチュア無線の50MHz帯は、
波長にすると6mで、
ホイップアンテナの長さは1/4波長
つまり1.5mで身長以下(ぐらい)だから
移動可能