2アマ 23年4月期 無線工学 A−12

 今日はA−12を解きます。ここでは、解き方しか書きません。

問題については、kemaさんのホームページにある
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku.pdf

回答については、
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku-kaitou.pdf

を見てください。


【問題を解く前に】

 QSOパーティーのシール来たよ!って、そういう話じゃないですね。
 はい、受信機の話です。

 受信機は、おもに3つの部分で考えます。

 検波前の周波数をごにょごにょする部分(高周波増幅器など)
 検波:音声信号に変換する
 検波後の、音声信号をごにょごにょする(低周波増幅器など)

 FM波の場合は・・・という前に、まず、図を見ましょう。

http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/Htb/html/HF0106_a.html

 を見てくださいね(と、他人の書いた図を使って説明してしまう)
 下がFM。

 「周波数弁別器」が、上記の検波に相当します。

 そのあと、音声を増幅(低周波増幅器)しているわけだけど、
   送信側で高域を上げた(プレエンファシス)ので、
     それを戻します(デエンファシス)
   雑音をカットします(スケルチ

 一方、検波の前に関しては、検波する周波数まで下げているわけだけど、
 それ以外に、大きな振幅の変化を制限して、一定の制限幅にする、
 振幅制限器(リミタ)を入れます。

 ということで、答えは、

   リミタ、デエンファシス、スケルチ

 と判ったのですが、ほかのモノについても説明しておきます。


クラリファイヤ:
 というより、RIT(りっと)といったほうがわかりますよね。
 SSBで、受信周波数だけを変えるものです。
 最近は、周波数が変動することはあまりないのだけれど、運用テクニック上、
 故意に、周波数をずらすことがある。そのときに使うのですが、そのテクニックは、また今度。

プレエンファシス:
 FMにおける送信側の機能。内容は上に書いた。
 プレエンファシスとデエンファシスの覚え方だけど、
 先にあるものって、プレってつきやすいですよね
 送信と受信だと、送信が先(送信しないと受信できない)
 なので、プレが送信と覚えていますが、
 なんの根拠もない覚え方です。


AGC:
 AM受信機で、信号を一定にしようとするそうち
   A:おーと 自動
   G:ゲイン 利得
   C:コントロール
 のこと。

【答え】