消去法

2アマ 22年12月期 無線工学 A−3
http://d.hatena.ne.jp/JL1SFV/20120425/1335315492

は、実は、消去法だと、キルヒホッフの第2法則を持ち出して計算しなくても解けます。

d点が0(V)ということなので、D点から時計回りにまわって、
電位の変化を書くと、

d点   0V

電池1  24V

抵抗1    −?(電流I*10Ω)

a点   *

抵抗2    −?(電流I*10Ω)

b点   **

抵抗3    −?(電流I*10Ω)

電池     −12V

c点   **

抵抗4    −?(電流I*10Ω)

d点   0V

でした。

ここで、

1について

C点が3Vなら、電池で12V引かれるので、電池に入るところで、
15Vないと、計算が合いません。
B点が15Vとなっているので、抵抗3の電圧降下は、15−15=0V
つまり、抵抗3の電圧降下がないことになってしまい、
これはおかしいです。


2について

C点が3Vなら、電池で12V引かれるので、電池に入るところで、
18Vないと、計算が合いません。
B点が15Vとなっているので、抵抗3は電圧を降下させるどころか、
上昇させちゃいます。おかしいです。


3はつじつまが、あいます。

1について

C点が6Vなら、電池で12V引かれるので、電池に入るところで、
18Vないと、計算が合いません。
B点が18Vとなっているので、抵抗3の電圧降下は、18−18=0V
つまり、抵抗3の電圧降下がないことになってしまい、
これはおかしいです。

つまり、3しか、つじつまが合うものがないので、3が正解です。


 この問題は、自信を持って答えることが難しい問題だと思います
 というのも、閉回路ではあるのですが、電池が挟まっているので、

 抵抗1,2,3に流れる電流と、抵抗4に流れる電流は
 はたして、おなじなのか?

 という疑問です。

 上記の消去法は、そんなことも考えなくても、答えられます。

 この問題に限らず、消去法は、2アマに限らず、無線従事者の
試験全般において有効なテクニックだとおもいます。