2アマ 22年12月期 無線工学 A−12

今日はA−12を解きます。ここでは、解き方しか書きません。

問題については、kemaさんのホームページにある
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-22-12-kougaku.pdf

解答については、
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-22-12-kougaku-kaitou.pdf

を見てください。

【解き方】

今日も、昨日と同じ、受信機の問題で、スーパーヘテロダイン。

周波数混合器にAとBの周波数をいれて、Cの周波数を得るという場合、

 A−B=Cのケースと、
 B−A=Cのケースが

あるわけです。
(一般的には、|fR−fL|=fiとかきます。
  fRが受信する周波数、ここでいうA
  fLが局部発振周波数、ここでいうB
  fiが中間周波数、ここでいうC
 です)

さて、A−B=Cの場合、144.7−B=10.7 B=134.0Mhzになります。
そのとき、上記の式だと、B−A’=C(ここでは、AをA’としています)
  134.0−A’=10.7 A’=123.3Mhzも
同時に受信できちゃいます。これが、影像周波数です。

ってことで、こたえがでちゃいました。
ちなみに、もし、B−A=Cのケースだとすると(それもありえる)
B−144.7=10.7 B=166.1Mhzになります。
このとき、A’−B=C(ここでは、AをA’としています)が
影像周波数になるので(上記の式と入れ替えなので注意)

A’−166.1=10.7 A’=176.8となり、

選択肢の4は、影像周波数がちがうので、答えになりません。

【答え】

【解き終わって】

問題によっては、この先を聞いてきます。
この影像周波数の混信をへらすにはどうするか。
そりゃ、フィルタでカットすればいいわけですが、
フィルタでカットするには、周波数の差が大きいほうが、カットしやすいです。
周波数の差が大きい=中間周波数を高く取るということですので、
中間周波数を高く取ることが影像混信の解決策(の一つ)となります。