2アマ 23年4月期 無線工学 B−3

 今日はB−3を解きます。ここでは、解き方しか書きません。

問題については、kemaさんのホームページにある
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku.pdf

解答については、
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku-kaitou.pdf

を見てください。

【解き方】

 受信機(スーパーヘテロダイン方式)における、検波前の話です。
 検波前の段階では、
   ・高周波増幅器での増幅
      →S/N比を上げるため
      →局部発信器からの不要電波放射を防ぐ
   ・局部発振器
      →検波可能な周波数にまで落とす
   ・周波数混合器
      →上記2つをまぜまぜする。

 という処理をまずします。しかし、高周波増幅器だけでは、目的の周波数だけでなく、近くの周波数(近接周波数=アの解答)まで増幅してしまうので、これを除去するために、中間周波増幅器をつけます。
 そのほかに、検波できるレベルにまで増幅する、AGC(自動利得制御−出力を一定にする)などの目的もあります。

 くわしくは、

http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H12/html/H1208A15_.html

 などをみると、よく判ると思います。

 が、今回はその話ではなく、受験テクニックについて触れたいと思います。

 B問題は、「分かるところから埋めていく」というのが、原則です。
 アがわからなかったら、飛ばしましょう。

 イは、「必要としない周波数まで増幅される」ことが起こるときです。
  それは、占有周波数帯にくらべ「広く」取ったときですよね。

 ウが悪くなると、「必要としない周波数まで増幅される」。では
 ウがよくなると、「必要とする周波数しか増幅しない」。これは「選択度」のことですよね。


 エは、「必要とする周波数が増幅されない」のだから、
  それは増幅する周波数が「狭い」んですよね。

 オが悪くなると、「必要とする周波数帯域の一部が増幅されない」。では
 オがよくなると、「必要とする周波数帯域が忠実に増幅される」。これは「忠実度」のことですよね。

 このように、B問題は、分からないところがあったら、飛ばすと、後のほうは
解けるという場合がありますので、わからなかったら、どんどん飛ばしましょう。

【答え】
ア 3
イ 7
ウ 1
エ 6
オ 8