1アマと2アマの差

 前に、アンテナで1陸特と1アマの差の話をしたけど、
 今度は、アマチュア間、1アマと2アマの差の話をしたいと思います。

 まず、1アマと2アマの差をみるには、

 このブログで紹介している2アマの問題に対する
 1アマの問題を

  http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/

 見つけてみると、比較できます。


 たとえば、

2アマ 22年8月期 無線工学 A−17
http://d.hatena.ne.jp/JL1SFV/20120828/1346121150

で出てきた、

fmax=fcsecθ

この式は、「電波伝搬」の問題です。
正割(セカント)の法則と言われるもので、
1アマでは
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H12/html/H1104B04_.html
などで出題されるほか
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H12/html/H1212A23_.html
のように、計算式を使って求めなければいけないときがあります。

つまり、1アマになって、深化して、難しくなった問題です。


一方、

2アマ 22年8月期 無線工学 A−18
http://d.hatena.ne.jp/JL1SFV/20120829/1346227459

は分流器の問題。これは、計測の問題ですよね。

http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/Htb/tableHJ.html#aHJ0300

倍率器・分流器

をみると・・・なぜか、1アマは倍率器の問題が中心で、分流器の
問題がない。数値計算なのだが、あの公式r/(N−1)がなかったり
します。

つまり1アマでは、ちょっと範囲が違っています。


1アマと2アマではこのように、

・基本的には、2アマで用語・公式しか出なくても、1アマだと
 計算させて難しくなる

ものと

・1アマと2アマの出題範囲が微妙にずれている

ものとがあります。