前に書いた
送信機と受信機 その4
http://d.hatena.ne.jp/JL1SFV/20130317/1363529004
のつづきです。
前回は、SSBのブロック図をだしました。
今回は、その特徴を、1つ1つ見ていきます。
<<変調関係>>
平衡変調器
SSBとAMの一番の違いは、この平衡変調器です。
これにより、キャリアを抑制します
結果として、信号は、キャリアに対して、上(USB)と下(LSB)に
できる両側帯波というものが出力されます。
ダイオード4本をリングとしてつなぐ、リング変調器が有名?
<<発振関係・中間層>>
第一帯域フィルタ、第二帯域フィルタ
このUSBとLSBのどちらかを選んで出力するわけですが、
選ぶために、第一帯域フィルタと第二帯域フィルタを使います。
え〜、どっちをどうすると、どっちが選ばれるかは、めんどくさいので
「(1) 無線工学の基礎」さんの
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H13/html/H1304A13_.html
を参照してください。
<<電力増幅>>
ALC回路
パワーが出過ぎると、汚い電波になってしまうことがある(ひずんだり、
スプラッタという不要な電波が出たりする)ので、それを押さえるために、
電力が出すぎたら、前段の励振増幅器を押さえるものです。
Code:[HE0401] : SSB送信機のALC回路の構造・動作・特徴
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H16/html/H1612A14_.html
参照。
なお、AGCは、受信機の話。ALCは、送信機の話です。