そういえば、「1アマ、2アマ、ときどき1陸特」って書いたけど、
なんじゃそれ?っていう人もいるかもしれませんよね。
まず、無線の資格につい書きます。
無線を使うには、電波法という法律によって、どういう設備を使う場合には、
どんな要件を満たしていないといけない・・・という決まりがあります。
たとえば、「無線LANを利用するには、
出力がこのくらいで・・・
技適というのがないといけない」などなど
(技適については、たぶん、いつかブログに出てきます)
その要件のなかで、一部のものに関しては、無線従事者というものでないといけない
という決まりがあります。
この無線従事者になるために、試験(や講習会)などがあります。
アマチュア無線の場合にも、無線設備の免許に加えて、無線設備を操作するための
無線従事者の免許が必要になるわけです(このへんの開局までの流れは、別にエントリ
としてこのブログで書く予定です)。
この免許は、アマチュアの場合、1アマ〜4アマまであります。
プロの場合は、大きく、無線技士と通信士にわかれます。
技士のほうは、1陸技、2陸技
通信士のほうは、1〜3総通、1〜4海通、航空通
とあります(すべて略称)
3より2が上、2より1が上というのが順番ですが、
4海通と、3海通は違って、これは守備範囲の違いになっています。
さて、2陸技、3総通の試験は、とてもむずかしいです。うそだと思ったら、問題見てください。
3海通・4海通の試験ですら、ちょっとマリンスポーツで楽しみたいけど、そのときに無線を
使うと言う人に人にとっては、不要に難しいです。
そこで、利用範囲を制限する代わりに、簡単な試験と言うのがあります。
これが、特殊無線技士です。1陸特というのは、この特殊無線技士にあたります。
(多重通信などができる。2陸特、3陸特の資格でできるMCA無線もできる)。
詳しい分類や歴史は、
無線従事者資格の歴史と操作範囲の謎
http://asaseno.cool.ne.jp/RadioL/RadioCHistory.html
を見てください。
ということで、アマチュア無線を始めるには、試験を受けるか、講習会に参加しないといけません。4アマの免許をとるには、講習会で受けられます(その後、3アマまでは講習会でいけます)
JARDのホームページ
http://www.jard.or.jp/
に、詳しいことが書いてあります。そこの講習会日程表を見ればわかるとおり、
2日間、土日などがおおいのかな・・・
ただし、「講習会の最後に、修了試験があります!!」
これに受からないと、だめです(^^;)
1アマ、2アマは試験でうけます。講習会はありません。
なお、3アマ、4アマも試験で受かることができます。
プロの場合、特殊無線技士と航空通(法律的には、3・4海通も・・でも見たことない)に関しては、講習会がありますが、主催しているところが違います。日本無線協会が公募する形になっているのかな?
ここ
http://www.nichimu.or.jp/yousei/index.html
から調べることができるようになっています
2陸特、3陸特、2海特、3海特などは、短期間で取れて、ちゃんと教えてくれるので、
これでとるのも手かもしれませんが、
1海特、航空通にかんしては、ちょっと期間かかりすぎ!だし、
1陸特にいたっては、期間がかかる上に、受講生の制限があります。
プロの試験の場合、学校によっては、免除される科目などもあります。
(試験を受けないで申請だけでもらえるものもあります)
・・・が、ここのブログは、あくまでも問題を解くサイトで、試験説明のサイト
ではないので、今回はここでやめておきます。
1アマ、2アマの試験とも、無線工学と法規があります。
1陸特も、無線工学と法規ですが、ちょっと受験形態が違います。
1アマ、2アマの場合、
http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/ama1-2.pdf
にありますが、1日で、かつ法規午前、無線工学午後のように、はっきりと分かれています。
1陸特の場合
http://www.nichimu.or.jp/denpa/files/h01.pdf
にあるように、工学と法規をあわせてぶっ続け、3時間です。
アマチュアも、3アマ、4アマはぶっ続けなのでしょうか?
ということで、やっと、次回から、何をやるかについてかけます。
まず、2アマの無線工学からやります。