前に書いた、
で、送信機について
話し手が、空気を振動させて、音を出し、
その音を受話器(マイク)が空気振動を電気信号に変え、
その信号を波にしたのと搬送波を合わせた周波数で話し手は電波を送信し、
と書きました。
ということは、送信機は、
「音声」を電気信号に変える部分
「搬送波」を作る部分
「それを混ぜる」部分
があるということは気づくと思います。
ただ、実際には、高い周波数で大きな電力を使って操作するのは大変なので、
この混ぜるまでの部分は、低い周波数で、低電力で行っておいて、その後
「周波数」を目的まで上げ
「電力」を目的まで上げる
ということをする場合もあります(ってか、こっちのほうが多いかな?)
つまりまとめると、(音声を届ける)送信機は
「音声」を電気信号に変える部分
「搬送波」を作る部分
「それを混ぜる」部分
「周波数」を目的まで上げる部分
「電力」を目的まで上げる部分
の大きく5つのブロックに分かれることになります。
音声を電気的にどう変換して搬送波と混ぜるか、ということについて(これを変調と言いますが)は、いろいろなやり方があります。代表的な変調方式と、この5つの関係を表すと、以下の通り。
(このほかに、有名な音声の変調方式は、AMの「高電力変調方式」と「直接FM変調方式」がある)
この5つの部分がどうつながるかについては、新上級ハムになる本
では、送信機のところに、ブロック図で書いてあります。
ところが、4アマの教科書
には、このような典型例ではなく、応用版が説明もなく載っていて・・・
送信機がわかりにくくなっているので、
次回の雑談は、4アマの教科書と送信機の5つのブロックの関係
について書いてみたいと思います。