2アマ 23年4月期 無線工学 A−9

 今日はA−9を解きます。ここでは、解き方しか書きません。

問題については、kemaさんのホームページにある
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku.pdf

回答については、
http://www.khz-net.com/kema/003radio/01licence/2ama/2ama-23-04-kougaku-kaitou.pdf

を見てください。


【問題を解く前に】

電子回路には、

   増幅回路
   発振回路
   変調回路
   復調回路
   周波数変換
   波形整形回路
   論理回路

とあります。A−8までが増幅回路で、今度は、発振回路です。

【解き方】

発振とは、あのマイクとスピーカーが近いと、ピーってなりますけど、あんなかんじ。
(あの現象自体はハウリングといいますが・・・)

ピーって鳴るのは、
   マイクの音がスピーカーから流れ、
   そのスピーカーの音をマイクがひろい
   そのマイクの音がスピーカーから流れ
   そのスピーカーの音を・・・
     :
     :
と増幅した音が、戻ってきてぐるぐる回ると起こります。

この発振を起こす回路には、おおきく3種類あります。

・コイルとコンデンサを使う回路
・水晶発振子を使うもの
・(ループ)フィルタとかつかうもの

(1)コイルとコンデンサを使うもの(LC発振回路)
   2種類あって、
     ・コイルとコンデンサがある同調回路で、
       コンデンサが2つあって、その間に線が来る
         →コルピッツ発振回路:問題の答えはこれ
       コイルの真ん中に線が来て、2つの部分に分かれる
         →ハートレー発振回路

   <<覚え方>>
    コイルはL、コンデンサはCというのは、わかっているとして
      Lは、Loveで、「ハート」レー
      コンデンサはCで、「こ」ルピッツ
    って、私は覚えている


(2)水晶発振子をつかうもの

  水晶発振子だけで、同調回路(コイルとコンデンサが並列)がないのが、
    無調整回路
  同調回路はあるとき、
    BベースとEエミッタ間に水晶があると、ピアースBE
    BベースとCコレクタ間に水晶があると、ピアースBC

(3)フィルタを使うもの
 PLL(位相同期回路)。ブロック図で書くので、(1)、(2)とは書き方から違う。
           

【答え】